04/28/07 On the Album @TOKYO FM


本日の1枚: Live / Donny Hathaway (1972)


酒 ゴールデンウィークっていうのは映画業界が言い出した言葉だという事ですけど。


村 (スナップ)


酒 今日はスナップからですか?パッチンパッチンと鳴ってるね。そういうね、ゴールデンウィークだと銘打って祝日が続いているところに大作映画を出す。


村 つまりキャンペーンの為の盛り上げだったんだな。


酒 キャッチフレーズ。


村 キャッチフレーズだったんだなー。


酒 今やゴールデンウィークだからどっか出かけたい、ゴールデンウィークなのにどこにも行かないの?みたいな気持ちになっちゃうんですけどね。


村 最近見た映画は?


酒 映画?映画すっごい昔のやつしか行ってないな。


村 俺も最近見たって言ってもDreamgirlsだ。


酒 あれはいいよね、見てないけど。


村 面白いね、おまえ言う事。


酒 あれは面白いよね、ホント見てないけど。音楽がいいよね、見てないけど。サントラだけ聴いた。


村 あー、そうか。流石にこの番組やってて聴いてない音楽をいいって言ったらクビだなって思った。


酒 笑 確かに。


村 来週早速変えるよっていう。


酒 あそこでキャディラック買う買うっていう、買ってくれだっけ?


村 車のディーラーさんっていうね、レコード会社のボスがね。元々ね。


酒 あの曲安岡が好きだよ、とにかく。「あれがいいよねいいよね」って言ってるんです。そういえばね、この間俺の謎が解けましてね。全然関係ない話なんですけど。


村 ヨーグルトの味?


酒 それも結構あれだったんだけど。高校時代から朝すっごい眠い時に新聞読んでたりすると、ふぉぁあーってあくびをした時にてててててっ・・!ってよだれがほとばしることがあったんですよ。読んでる新聞に。


村 よだれがほとばしる・・?よだれが普通にたれるって事?


酒 ばばばばっ!って霧吹きを拭いたように噴射されることがあったんですよ。


村 武藤刑事(?)か、おまえ。


酒 笑 牟田の方な。


村 毒霧だよな?


酒 毒霧じゃないですよ、よだれなんですよ。俺だけかと思って、俺は異常なんじゃないかと思ってすごいドキドキしてたら、この間あるテレビ番組で山崎邦正さんが私の秘密っていって。口の中のここをピってやるとビってよだれが出るっていう。唾が出るところ、そういうのをやってた。


村 そういうポイントはあるっていうよね。涙腺とかと同じで、体の中でそこを刺激しちゃうとよだれが出てくる。でも新聞読んでてなんで出てくるの?


酒 ものすごいあくびをしてる拍子に多分押さずとも出たんだね。それは俺だけじゃない、1人じゃないんだ。ひとりじゃーなーいからー♪・・こんばんは、ゴスペラーズの酒井雄二です。


村 村上てつやです。笑


酒 ゆるいなー。


村 TOKYO FMをキーステーションに、JFN38局をネットしているプログラム。


酒 On the Albumです。この名曲をかけるんじゃないんだ、名盤をかけるんだという事で今日もすんごいのかけます。直球ど真ん中、いよいよ遂に!


村 いよいよ来る?


酒 とうとうかかる、このアルバムが。


村 オッシーも納得してくれる?


酒 納得してくれますよ。そもそもこの番組のコンセプトを話している時に。


村 アルバムを1枚かけようという具体的なアイディアが浮かんでなかったら、そんな事言うの変だよな。


酒 そうそう、このアルバムを中心に会議が進んだっていうぐらいの名盤中の名盤。Donny Hathawayの、Live. これですよ、ご本人とバンドの名演名所はさることながらお客さんの盛り上がりも本当に素晴らしい。このアルバムをかけてみたいと思うんだがどうか。1曲目は聴きたいね。


村 「何とかだと思うがどうか」っていうのはあれなんじゃないの?ネット語じゃないの?


酒 そんな事ないよ。それは「何とかですが」。


ゴ 「なにか。」


酒 ですよ。


村 笑


酒 違うよ。中途半端な知識。ごめんなさい、上手く喋れなくて。アルバム行きましょう。


♪What's Going On / Donny Hathaway


酒 72年発表のDonny Hathawayの、Liveというアルバム。このライブは依然続いていきますけど。1曲目から気持ちいいね。


村 そりゃそうでしょう。What's Going On, Marvin Gayeの究極の名曲と言われてる物ですが。


酒 マスターピース。


村 こっちの方が好きだ、このバージョンの方が好きだって言う人も相当いるからね。


酒 Donny Hathawayの。


村 本家を上回ってるんじゃないかというぐらい。


酒 確かに。


村 素晴らしいですよ。


酒 最後曲が終わってもう1段ジャーンっていく時に、お客さんが1人先走っちゃって「あぁぁーっ!」とか言っちゃってるの1人。


村 いるよねー。


酒 笑


村 全然分からないタイミングで「酒井さんカッコいいー!」とか言っちゃう人いるもんね。


酒 笑 ライブはライブバージョンっていうのあります。


村 ありがとうございますみたいな。頂きますみたいな。


酒 どこの世界にもそんな人はいるんだなっていうのあるじゃないですか。


村 この始まりカッコいいね、聴きたいねまだ。


酒 2曲目のThe Ghetto. 観客席は盛り上がりの渦に巻き込まれて。


♪The Ghetto / Donny Hathaway


村 んー!


酒 すごいメンバー紹介、コンガ。打楽器ですよ。打楽器紹介してソロの1人舞台がーっとやって。お客さんとのコミュニケーションが。


村 普通ラジオでかけるなっていう場所だよね。


酒 笑 ちょっと分かる、ちょっとその言い分は分かる。ほら、お客さんと掛け合いが始まった。


村 これはすごい音楽史的にも名盤中の名盤、ライブアルバムの名盤って言われてるんだけど。実際には聴いてて何となく想像できると思うんですけど、そんなに広い会場でやってないんですね。


酒 密室感というか熱気が感じられませんかね。


村 ステージの写真なんか見ても相当小さいし、恐らく200人いないと思いますね。


酒 Talkin 'bout a ghetto♪の感じからしてね。


村 普通は伝説のライブとかいうと、どっちかというと例えばWoodstockみたいな物を皆さん想像して頂いても構わないんですけど。やっぱりこの日伝説が起きた!みたいな、要するに伝説を仕掛けたみたいな。


酒 何万人が集まったみたいなね。


村 そういう物が残ることが多いんだけれども。


酒 これはちょっとロック方向の考え方だもんね。


村 これは逆なの。


酒 このDonny Hathaway, Liveは。


村 いつもやってる事をただ録ってみましたみたいな。そしたらそれが音楽ファンなら皆知ってるようなものになりました。


酒 これは本当に会う人会う人このアルバムをする時は、あれはいいよねっていう話になる。


村 これは殆ど特に音楽やってる人だと嫌いな人いない。


酒 最近だと例えば島健さんともこの話で盛り上がったしね。


村 ぐーっと話すもんね。


酒 あとゴスペラッツで大阪行った時に、打ち上げで。


村 ギターの今さん、今剛さん。


酒 丁度この番組みたいに。


村 アルバムずっとかけてたんだ、お店でね。


酒 そうそう、そういう打ち上げだったんですよ。それがこの番組のコンセプトになったんですけど。


村 大合唱ですよ、そうするとね。


酒 今さんが「ここの、ここの、ここがっ!」とか言ってね。「いいよなー、ここだよなー!」っていうそういう話になるんですよ。そんなアルバムって一体どうよ?そういう話をお届けできんかなっていう狙いもあるんですよね。


村 すごくそういう人は多いみたいですよ。この人はですね、ラジオネームミモザさん。ひねりのない方なんですけど。


酒 そういう言い方はしないでください。うちの曲好きなんです。


村 ありがとうございます。「毎週夫婦で楽しんでいます。主人は村上さんのファンですが、私は酒井さんの大ファンです。福岡のコンサートに夫婦で行きます。今からドキドキしています。新番組になり3回とも全て知ってる曲ばかりで。」


酒 これはすごいね。


村 「つい口ずさんでしまいました。」素晴らしい。夫婦、経験豊富な夫婦です。


酒 そうですね。お見受けしますよ。


村 経験豊富な夫婦です。今までの大瀧さん、Carole Kingさん、Michael Jacksonさん。これは音楽を愛してきてるキャリアが長い人だと、絶対持ってるかなっていう物でしたけど。その人が全部持ってるんだけど楽しいと言ってくれるのはやっぱり素晴らしい。


酒 違う楽しみ方みたいなものをお届けしたいと思っているのがね、分かって頂けると嬉しい。


村 アメリカとか行ってラジオ聴くとさ、曲知ってるんだけどラジオのパーソナリティーがイントロで喋ってさ。


酒 アメリカはやるよね、そういうの。


村 ○×@*Let's goなんて言って、かっこいいーみたいな。それでその曲もっと好きになって。CD買って。


酒 日本でね。


村 家で聴くとそれほどでもないなー。


酒 普通にいい曲だなって。


村 札幌にもそういうソウルバーがあって。


酒 何ですか?笑


村 そこで聴くとすっごいいい曲だなって思って、メモったりして。東京で家帰って聴くとクソみてーな曲だなって。


酒 笑 それは言い過ぎでしょ。でも玉石混交、色々ありますからね。俺の持論としてはね、音楽っていうのはヘッドフォンふさいでぐーって眉間にしわ寄せて聴くっていう以外にも。


村 別に皆が眉間にしわ寄せて聴いてるわけじゃないけど。笑


酒 よくこの番組にも出るけどさ、中学の時の勉強会と称して皆でジュース飲んでいたところで喋っている&音楽がかかっている。そういう二元中継みたいな。主音声・副音声、結構皆体験してるはずなんだな。そういう気がしてるんだよね、そこがおいしかったんだと思う。その札幌のソウルバーとか、アメリカのDJの曲をぽんと渡す感じとか。そういうのは音楽+それでしょ。


村 あるよね。どうしても自分で聴く時、この曲ってどういう曲かなって頭で聴いちゃうからね。そうじゃなくてかかってきてるのが体に入ってくる、その感じがいい。


酒 その時聴こえてきてた物とかが上手い具合に導いた。二元中継だと俺は思ったりしてるんですけどね。という事で3曲目のHey Girlが依然回りつづけて終わるところですか?


村 うん。次がね、またあの曲が来るんだ。


酒 ・・あー、確かに。


村 またあの曲が来ちゃうんですよ。


酒 これはね、音楽の面白い所でね。


観客 キャー!


酒 あ、来た。絶叫ですよ。


村 すごい中学生が叫んだみたいな感じですけど。


酒 こういう人いますよ。


村 Carole Kingが作った君は友達。


酒 You've Got a Friend.


村 Donny Hathawayバージョンでお送りしましょう。


♪You've Got a Friend / Donny Hathaway


♪Little Ghetto Boy / Donny Hathaway


♪We're Still Friends / Donny Hathaway


♪Jealous Guy / Donny Hathaway


酒 Jealous Guy, 聴いて頂きましたけど。Jealous GuyといえばHuman Soulの。


村 我々的には。Human Soulの名曲もありますが。


酒 そういうふうにタイトルが違うバンドの曲に伝わっていくっていうのも結構ある現象だと思いますけど。


村 タイトルには版権ないからね。笑


酒 そして始まる曲は閉めの曲ですね。Voices Inside. これは好きだな。聴いてみましょう。


♪Voices Inside (Everything is Everything) / Donny Hathaway


酒 またメンバー紹介。


村 メンバー紹介のコールするやり方がさ、歌になってるのがもちゃくちゃカッコいいね。もちゃもちゃぁ。


酒 右の隅の!


村 右の隅の♪みたいなね。


酒 ギターを演奏してるのはっ♪


村 On guitar♪とかさ。ものすげーカッコいいよな。ヘイエイ皆様っ!


酒 村上てつやはこれを日本語でやろうとした場合に、浪曲という所に着想を得たんですよね。


村 着想は得てるけどねー。


酒 Voices Inside. 歌がまたカッコいい。


村 これが彼のデビューアルバム、新しきソウルの光と道っていう。邦題ですけど。こんなタイトルはどこにもないんですけど。


酒 邦題カッコいいです。


村 この新しきソウルの光と道というタイトルは、この時代の空気とか彼がさっき話したソウルを新しい段階に持っていった1人の功労者として素晴らしいタイトルだったと思いますね。俺らもアカペラアルバムを出す直前のファンクラブツアーは新しきアカペラの光と道だったんだよ、知ってる?


酒 嘘!えっ・・。


村 いろはで1曲目始めたファンクラブツアーあったでしょ?あれそうだよ。


♪Voices / The Gospellers


酒 そんなツアータイトルだっけ?


村 そだよ。


酒 え、それ発表されてたっけ?


村 だってファンクラブツアーだから特にそれを発表する必要はないから。


酒 内部資料的にはそうだった。


村 内部資料的にはそうだった。一応紙には書いた。


酒 笑 そっか。ゴスペラーズがかかって参りました。


村 イエーイ。Donny Hathaway Live1曲、アルバム1枚聴いて頂きました。


酒 1曲じゃないですよ。まるごとでございます。Voices Inside終わりだったんで、I here voices insideというコーラスリフを持ったゴスペラーズのVoicesを選曲してみました。


村 これは正にVoices Insideっていう曲が好きでこの歌詞をつけたかったんです。この時大学生だったんで、内なる声とかそういう言葉に敏感でした。


酒 新しきソウルの光と道とかそういう言葉も響いちゃうよね。


村 やっぱりそうだったんです。・・自分に酔っていました。


酒 笑 何で最後小声なんだちょっと。本当に面白い。インフォメーション。<ツアー日程>7月11日にはエナメルブラザーズと武田哲也ダブルネームでリリースもあります。これは4月23日解禁ですから、大丈夫ですね。皆さんご存知かもしれません。


村 昨日と今日と沖縄、どうもありがとうございましたー。皆さんのロングバケーションのお陰で。笑


酒 お席の余裕も埋まり。


村 笑 ありがとうございました。


酒 ありがとうございました。引き続き楽しくアルバムをグルグル回して行きたいと思います。皆さん宜しくご愛聴の程を。


村 来週も楽しみにしてください。


酒 よろしくお願いします。この後はキャノンFMワンダーランド。桑田佳祐さんの〜やさしい夜遊び〜でお楽しみください。それではまた来週お会いしましょう。ゴスペラーズの酒井雄二と、


村 村上てつやでした。


酒 ゆるくてすみません。


村 さよなら。
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