09/22/09 今日は一日『浜松アーカイブス』三昧(軽音楽編) @NHK-FM


矢 続いてはまたまた今日のこの番組宛てに届きました、声のメッセージをご紹介しましょうね。


続いてのご登場はソウルヴォーカル、コーラスグループの頂点を築いています、あのグループのこの方。



村 こんにちは。ゴスペラーズ、村上てつやです。


今日は一日浜松でアナログ三昧ですかー。


素晴らしい。本当に素晴らしい企画です。


私、村上もアナログ盤というのは非常に愛着がありまして、SOUL MUSICさんの方では結構アナログかけさせてもらうこともあるんですけど。


今日は豊富な在庫があるということで、何のリクエストでも答えるぞというthis is NHKな話を頂いたんで。笑


私ですね、あきれたぼういずというグループの商売往来という曲をリクエスト致します。


これは勿論ですね、戦前の録音になると思いますね。


戦後も随分活躍された4人組のあきれたぼういずというコメディアンといいますか。


笑いと音楽を一緒にやった、非常に高度なエンターテイメント集団だった方々ですよね。


当然僕らは、後追いで知りまして。


日本のヴォーカルグループのルーツってどこだったんだろうってある時考えて、それを辿っていったらある意味このあきれたぼういずというグループが日本で初めてのポピュラーな存在のコーラスグループ、ヴォーカルグループのひとつだったということに突き当たりまして。


その思いが僕を突き動かして、当時もう80歳を越えて活躍されていた坊屋三郎さんを1998年に新宿の寄席まで僕は訪ねて行きまして。


そこで話を聞かせてほしいということで、昭和一桁代だったか、大正時代の後半頃に学生時代でクラシックの曲を四声でハーモニーをつけるヴォーカルグループをやっていたみたいなことを坊屋さんから直接伺うというですね、衝撃的なというか。


僕の勘は外れていなかったんだって思えるような出来事があったんですけど。


本当にゴスペラーズも基本ラブソング中心に歌ってますけども、ヴォーカルグループっていうのは色んな出来事を色んなふうに語れるバラエティーに富んだ音楽を作れる形態であると。


そういう物を本当に戦前の和・洋、色んな芸能のネタを取り込みながら自分達の芸にされていった日本のそのヴォーカルグループのパイオニアと言っていいと思います。


あきれたぼういずの皆さん、本当に尊敬しています。


そんなわけで、ゴスペラーズ村上てつやからのリクエスト。


あきれたぼういず、商売往来。


♪商売往来 / あきれたぼういず



矢 お聴きのNHK-FMにて毎週木曜夜11時にお届けしています、オダイジュンコさんのTHE SOUL MUSICのセミレギュラーでもあられます。


ゴスペラーズの村上てつやさんから、今日のこの番組宛てに声のメッセージを頂きました。


そして村上さんにとってヴォーカルグループの歴史を紡ぐ、そんな思い出を込めてのリクエスト、どうもありがとうございました。


あきれたぼういず、商売往来をお送りしました。
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